のと2日目

今日は3日間で一番長い166.7kmの日。
スタート時間も8:00と30分早いので、少し早起き。
朝食、準備後に大荷物を背負ってまだまだ準備中の朝市を抜けつつ
会場に向かいます。
途中1軒朝からあいている酒屋があったので、試しに購入。

宿から会場まで3軒酒屋があるのですが、他の2軒はまだやってませんでした。
前日お風呂後に宿に向かっている時はやっていたので、来年は初日の
お風呂後に酒屋に寄れるように早めにゴールしたいなぁ。


今日の降水確率は大分高め、午後は確実に雨予報が出ていました。
なのに、なのにスタート後には昨日と同じような空気の読めない太陽がorz
最初の木ノ浦CPは40.5km地点、最初の頃の坂ですでに体力を削られ始めて
揚ケ浜塩田の辺りで1度自販機で水分補給。
ついでに気になっていた塩も購入。



CP直前の坂で辛くなって押しているときに、足元の笹か何かの草で
スネに何本もの浅い傷を作ってしまい1人落ち込むorz
しかも汗がしみてヒリヒリしてきてこのあと地味にMPが削られる状態に。
人気のまばらな木ノ浦CPでバナナとアクエリアスをもらってさっさと出発。


次は61.9km地点の珠洲CP&昼食会場
暑さでフーラフラしながら到着、カレーとおかずなど立派な昼食が
準備してありましたが、カレーのご飯だけ半分もらいお味噌汁をかけた
ねこまんまをもそもそかきこむお昼ご飯。
救護のお姉さんも横で食べていたので(私より年上の人はみんなお姉さん)
少し話しましたが、お姉さん曰く「昨日のカレーは外食のカレー
今日のカレーはお母さんのカレーね」
そうなんだー、いいなぁカレーを食べられる気力があって羨ましい。
(注:救護の人は走りませんw)
私の到着を待ってくれていたZ氏達がカキ氷を買ってきてくれて
それを食べて少々復活。
さすがに私を待つと遅くなりすぎるので先に出るZ氏達を見送ってから私も出発。


次は98.9km地点の能登宇出津休憩P。
そこまでは延々と同じような海沿いを走るルート。
何度走っても、この辺りが苦手です。
どこまで行っても、どれだけ走ってもまるで進んでいないような錯覚に
陥るので地味に心にダメージが出ます。
出発制限時間15:00の15分程前に休憩P到着。
空腹で何か食べられそうだったので、カロリーメイトをもらって食べたら
初めてのポテト味に驚愕!猛烈な粉っぽさ!先生飲みこめません!!
あぶない、走行中特に坂で食べたらえらい目にあうところだった。
一口でギブしてサヨウナラ。
ごめんなさい、もうポテト味さんとはお友達になれないみたいです。


次の休憩Pは118.4km地点、出発判定は16:00、約20km先ですね。
途中に5kmの登りと桜峠があるので1時間ではまず無理。
ここでリタイアしてもいいかなーと思った矢先、横でおっちゃんが
「あーーもうあかんわ、やめやめ」と言ってへたり込んだのを見て
変な対抗意識が目覚めて「よし、もうちょっと行ってやろうじゃないか」
と出発。
うううっっ早く楽になりたい。
でも、休憩Pを出てすぐにZ氏に「多分無理なので、待っているようならば
先に行ってください」のメール送信。
残念ながらZ氏がメールに気付いたのは夕食時でした。


ちょっと走った後に約5kmの登り登場。
押したり乗ったり押したり乗ったりしながらなんとか登頂。
この頃から指導の方が数人に1人付いて気配り、背中押しをしてくれてました。
(リカを押すのは危ないので、私は最初にお断りしておきました)
下り始めて少ししてから雨が降ってきました。
あっという間に本降りになって、慌てて雨具を着て走り始めましたが。
せっかくの下りは雨でブレーキ掛けっぱなし。
雨粒も大きくて、顔にビシビシ当たって痛いの何の!
大体下った辺りで雨終了。
途端に猛烈な蒸し暑さ開始。
ゆるい登りを延々と走っていると、気が付くとすぐ後ろに
参加者全通過お知らせ車と、リタイヤ組を乗せたマイクロバスと自転車回収の
自衛隊の車が……。
指導の人と桜峠休憩P(出発判定16:00)は間に合いそうか?
その後の出発制限はどうか?と話し合うと、桜峠は何とか間に合うかも
しれないけれど、次の次の能登島直前中島出発制限Pは多分無理との判断。
まぁ、そりゃそうだよなぁ…。
走りながら一人抜いたので、各車は大分後ろに行ってくれて少し気が楽に
なったものの、このあとずーーーーっとあの車をくっつけて走る気力はちょっと無い。
途端にもうこれは無理だなと、走る気持ちが無くなって
「すみませんが、次の少し広い場所でリタイアします」と告げました。
場所の記憶があいまいですが、多分110km弱位でリタイアかな?


リタイアの手続きはこんな感じ。
指導員に告げると、指導員は後ろのお知らせ車に連絡。
リタイアの人が止まると、お知らせ車の人がまず「何か食べ物は要りますか?」
次にマイクロバスからスタッフが降りてきて、ゼッケン番号と名前を控え
自衛隊員が自転車を回収。
リタイア者がマイクロバスに乗ると、スタッフが水を渡しさらに
何か食べるか?と質問。
私が乗った段階ではまだ6人程度の乗車でしたが、次の桜峠で30人以上
が居るとスタッフが連絡を取っているのが聞こえてきてました。


さてさて、回収車に乗り込むと先に乗っていたおっちゃんたちから
「ねばったねー、美味しいところ大分走ったじゃないか!」
「去年はもっと早かったけれど、今年はやたらと遅かったから
気になっていたよ」等など。
疲れてグッタリの人は居ましたが、起きている人は意外にも和気藹々。
まぁ、乗るまでしんどかったのが一気に開放されるのだから
気が楽になる人の方が多いかもしれません。
その後も少しずつリタイア者を回収しながらゆっくりペースでマイクロバスは
桜峠へ進みます。


桜峠休憩Pではなるほど確かに沢山のリタイア者がいます。
手続きに大分時間が掛かりそうだったので、先に乗っていた人たちは
降りてお手洗いに行ったり、食べ物を買ったり。
私もようやく食べましたよ「ブルーベリーソフト」
リタイアしないと食べられないのね(注:普通はリタイアしなくても食べられます)
始めは「走ってここまできて食べないと意味が無い」と
おっちゃん達に話していましたが、おっちゃんが
「そんなの今回食べて味を覚えておいて、次に自力で来た時に
どれだけ美味しいか比べればいいじゃないか」という
超甘やかし発言に「おっちゃん、良い事言うね!」とあっさり
乗って食べちゃいました。
うーん、甘さ控えめさっぱり美味しい。
次は自力で食べよう。


ここで、トライクで参加していたA氏もリタイア。
いやー、お疲れ様でした。
この後穴水CPに向かいますが、この頃にはマイクロバスも定員寸前。
補助席をだしてもみっちり人が詰ってます。
穴水でパンをもらい(「ふっくら」は廃止?)車から降りることなく能登島へ。
能登島に入ると出発制限はもうないので、ほとんど回収は無し。
途中でZ氏がリカを止めて立っているのを見たときは何事かと
思いましたが、他の参加者の救護をしていたところでした。


辺りが暗くなってきた頃にゴールに到着。
到着寸前バスの中では「ゴールするんだから両手を上げてゴールしよう」と
ステキな事が決定w
皆でゴールのフラッグをバスに乗りながらくぐる瞬間
ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノヽ(´ー`)ノヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
と手をあげてました。(バカだなうちらw)


回収してもらっていたリカもすぐに到着したので、さっさとテントに入れて
皆で宿の車に乗って移動。
お風呂もぬるめできもちいぃぃぃ。
船盛りのお刺身をたっぷり食べて、ビールも美味しいなぁ。
まぁ110km位しか走っていないので、普通のサイクリングレベルか。
…いや、普通じゃないです十分きつかったです。
今日も宴会して荷造りしたらとっとと就寝。