ツール・ド・のと400 3日目

さてさて本日が最終日。
2日目が終わった時点で「明日はフェーン現象で暑くなる」と聞いてました。
1、2日目が涼しかったこともあって「……ふーん、暑いんだ…」位にしか
思ってませんでした。


宿の車で会場に着いて、着々と準備をすすめていると場内アナウンスで
「大幅なコース変更をする」「最初の氷見チェックポントは通らない」
「最初のチェックポイントが昼食会場になる」と言ってました。
自分が通った道を覚えていないのですが、海沿いを走る160号をやめて
中を突っ切る159号を走ったのでよろしかったでしょうか?(変な日本語だ…)


スタート時点では全然この先不安になるような天気ではなかったので
「大げさだなぁ」と思いながらスタート。
能登島をえんやこらと越えて、前も通った記憶がある七尾市を越えて
………ずーーーーーーーーーっと田舎の県道のような道を走らされます。
こんな道知らないぞ!そうか…これがコース変更なのか…。
路肩はそこそこあるものの、普通だったらあまり自転車が通らなそうな道を
延々と走ります。
空はよく晴れて日差しが痛い!暑い!
途中で急ごしらえの補給所が出来ていて、水とスポーツドリンクを出してくれました。
ボトルに水を入れてもらってすぐにスタート。
暑くてたまらない足や首に水を掛けながら走ります。


暑くてヘトヘトのまま昼食会場へ。
お弁当をもらいましたが、食べられたのはゆかりがかかっていたご飯だけorz
「食べたらすぐに出発してくださーい」「この後どうなるかわかりませーーん」という
メガホンの声に促され
持参したウィダーとバナナを口に押し込んで、日焼け止めを塗りなおして出発。
この頃から風が吹いてきて、昼食会場も早々に片付け始めてました。


ちょっとした坂をいくつか越えたら、あとはゴールまで殆ど平坦な田んぼ&住宅街。
いつもならばびゅーーんと走っていけるのに、のに…
横風、向かい風、突風がお得なセットでやってきますよ。
いくら漕いでも前に進めませーん、ちょっと気を抜いた時に横風が来るとあっという間に
体が車線中央に押し出されます。
腐っても向かい風には強い(はず)リカンベント
ジリジリと向かい風にのた打ち回る人を抜かしていきます。
横風区間に入ると、あっという間に抜き返されますがorz
暑さといくら漕いでも進まない苛立ちで、段々機嫌が悪くなる私。
周りに誰もいないことをいいことに、1人でブツブツ呟きながら走ってましたが
そのうち悪態をつく気力もなくなってきて、ダラダラと走る始末。


市街地に入ってから、少しの間ロード乗りのお姉さんと一緒に走ってましたが
あの時は良い気分転換になれました。
体はヘトヘトでも「あと少しだね!」「もうちょっとだね!」と励ましあうと
回らない足も少しは回るようになるみたいです。
「カラ元気でも元気」ってやつかな?
ゴール数キロ前でみんなが待っていてくれたので合流、ちょっと休憩。
「いやだいやだまだ休む〜」とダダをこねるものの、あっさり却下されて
一路ゴールの松任海浜公園へ。
砂が舞っていて目も開けられないような海沿いを越えて、ようやくゴーール!!


正直、今日が今回3日間の中で一番辛かったです。


水道で水を頭から掛けてもらって、ビールをもらって一口………う”ぎもぢわるい…。
どうやらかるーく脱水気味だったらしく、ビールはZ氏に押し付けて自分は延々と
お茶を飲んで日陰で転がってました。
ちょっと落ち着いたので、海鮮汁を頂くとウマーーー!!
出汁も具ももちろん美味しいのですが、体が「塩分が美味しいよう」と言ってますよ。
具はそっちのけでしばらくおつゆだけすすってました。
2日目に消えていたゴーゴーカレーもありましたが、とても食べる気力が無くてパス。
ようやく食べようかな…となった頃にはすでに無くなってました。
いつもならば、このあと敷地そばにあるCCZ温泉に行くのですが
私はパスさせてもらって、すぐ横の今夜泊るサイクリングターミナルの
シーサイド松任へ行きました。


正直、本当にその時は具合悪かったんですよ…、でっかい風呂で倒れても迷惑掛けちゃうし
今回女性はチームで私1人だったので、私が行かなくても特に支障ないしね。
部屋の畳の上でしばらく屍状態でしたが、海鮮汁が効いてきたのか体が楽になって
来たので、宿内の大浴場へ。
なんと、お湯質がCCZと同じ!しかもほぼ貸切!
お風呂から上がってぼへーっとしているとzeekから「奥様晩ご飯食べに行きますよ」と電話。
西金沢きときと寿司までの6kmを追い風であっという間に到着。
6人で皿のツインタワーを作りながら、食べる!食べる!食べまくる!
食べ終わって、金沢駅組を見送って我らシーサイド松任組は向かい風の中を
宿へ向かってえっちらおっちら進みます。
風は相変わらず強かったけれど、日差しが無かったので結構楽でした。


宿に戻ってYOO氏、Z氏と晩酌をしつつだらだらとすごしてから就寝。
明日は観光だ〜。