佐渡ロングライド210当日編

詳しいコースは↓のロードマップをご覧ください。
http://www.sadolongride.com/

                                                                                                                                              • -

佐渡ロングライド210の簡単な説明。
佐渡島一周210kmを12時間以内で走りきる大会です。
AS(エイドステーション兼自動計測場所)は8ヶ所
スタート6:00
1.春日崎AS  18km
2.入崎AS   40km
3.岩谷口AS  55km
4.はじきのAS 72km(タイムリミット11:00)
5.平沢AS  100km(タイムオーバー13:00)
6.豊岡AS  129km(タイムリミット14:00)
7.赤泊AS  147km(タイムリミット15:00)
8.深浦AS  170km(タイムオーバー16:00)
ゴール18:00(18:00を過ぎると失格)


3と4の間、8以降にいじめのような峠越えあり。

                                                                                                                                              • -

4時ごろ起床
大急ぎで朝食を済ませ(今回の宿では3時から朝食が可能)
10kmほど先のスタート地点へ出発。
輪行状態にしてあれば無料のシャトルバスもありますが、リカじゃ無理です。
途中でパラパラと雨に降られつつ、何台ものシャトルバスに追い抜かれつつ到着。
大急ぎで受付を済ませ、あっというまにスタート。


去年はベロタクで鍛えていた私ですが、万博終了後はグータラ主婦に逆戻り。
スタートして500mも行かないうちに、Z氏、YOOさん2人においていかれましたorz
…一人旅開始orz


自分の足では時間が足りないことは分かっていたので、18km地点の春日崎ASは通過。
40km地点の入崎ASにて休憩。
置いてあった補給食は
朝マンゴー(ウィダーみたいなもの)、バナナ、おにぎり、海洋深層水ペットボトル、アクエリアス
朝マンゴーをいただいて出発。
…この時はまだまだ元気でした。


3つ目の55km地点岩谷口ASも通過。
直後、峠越え開始。
ヨロヨロと坂を上っていると、パラパラと雨が降ってきました。
止むかな?と思いつつ走っていても、なかなか止まず途中で止まってウィンドブレーカーを着て再出発。
その直後本格的に降ってきました。
あわててカッパを着るものの、すでにずぶ濡れ。
もっと早く着ておけばよかったです、ビニールカッパなのでべたつくのが嫌だったのですが
モンベルのジオライン長袖シャツをジャージの下に着込んでいたので、カッパを着ても
全くベタつきませんでした。
ずぶ濡れ、全身冷え冷えで再々出発。
坂を上っている間にも顔に足に雨粒がバラバラ当たります。
気分はすでにアンパンマン…「顔が濡れて力が出ない〜」
何とか一つ目の峠を上りきって、楽しいはずの下りでも「雨粒が痛い!」「スリップしそうで怖い!」
ゆーーーっくり下って、下りきったらまた峠。
アンパンマンが頭の中でちらついて離れません…「顔が濡れて以下略」「顔が以下略」「かry」


二つ目の峠を下る途中にある72km地点はじきのASに10時ごろ到着。
朝マンゴー、おにぎり、熱いお茶をいただいて出発。
この頃から手持ちの補給食も食べ始めます、1度にはまとめて食べられないので走りながら一口ずつ。
ただ、食べても食べても空腹は収まりませんでした。
次の100km地点平沢ASまでは雨も大分小降りになり、タイムオーバー1時間前の12時頃には到着。
正直「もうイラネ」状態の朝マンゴー、バナナを食べてまた出発。
このASで見かけた、半袖ジャージに短いレーパンで震えのあまりバナナが口に持っていけなかったお兄さんは
ダイジョブだったんでしょうか?
持ち物減らして軽量化もいいけれど、今回はやっちゃいけないよなぁ…と思いつつ走ってました。


平沢ASを出発してからまた雨。
110km〜120kmの間にちょこちょこと坂があるのですが、普段ならば越えられそうな坂なのに
押しが入ったり、途中で休憩しながらヨロヨロ進みます。
129km地点の豊岡AS直前で手持ちの補給食を食べ尽くしました。
イムリミット14時を5分ほどオーバーして、豊岡ASに到着。


(よかった…これで終わりにできる)


と思いながらスタッフさんの所へ行くと「この後どうしますか?走りますか?」

……え?どーいうこと?
スタッフさんが言うには
・豊岡ASのタイムリミットは過ぎても走れる。
との事…なんじゃそりゃ。
後でよく説明を読んでみると
・平沢ASと深浦ASの制限時間を過ぎるとタイムオーバーとなり回収。
・その他のASはタイムリミットを過ぎても走行は可能。
どうやら現場も混乱していたようです。
説明を受けて「どうしますか?」と聞かれても、すでにリカから降りて10分以上経過していた状態では
「リタイアさせてください」としか私には言えませんでしたよ。
という訳で、14:05豊岡ASにてリタイア。


「とりあえず食べてください」と渡された朝マンゴーとバナナを無理やり口に押し込んで。
(マンゴーの匂いだけで胃液がこみ上げる状態、でも食べないとフラフラなので無理やり)
先にリタイアした人とスタッフさんに手伝ってもらいながら、マイクロバスにリカを詰め込みました。
(この後自衛隊の自転車回収車が来て、私以降の人の自転車はそちらに預けたようです)
出発を待っている間にバスの横を、能登の有名人「ママチャリ氏」が通り過ぎて赤泊に向かってました。
がんばれよー。


スタッフさんが気を利かせて車内の暖房を強くしてくれたおかげで、リタイア組は熟睡。
16時過ぎにゴール地点へ着く頃には濡れていたジャージも大分乾いて、体も温まってました。
駐輪場へリカを置いてゴール地点をふらふらしている間にZ氏ゴール。
参加者へサービスの海老汁、すり身汁をいただきつつ、YOOさんのゴールを待ちます。
ゴールの制限時間が近づく中「もう駄目かな?」「もう駄目かも」と言っている時に
YOOさんがゴールに飛び込んできました。
セーーーフ!間に合った!!


「ママチャリ氏」は制限時間は過ぎてましたが、無事にゴールしてましたよ、うーんすごい。


その後一番元気だけれど、一番足が遅い私を先頭に宿へ帰りました。
もちろん、坂では気がつくと一番後ろですよ。
もうヘロヘロ。
宿に着いてお風呂で生き返って、ビールとおいしい海の幸で乾杯。
課題はいくつもあるけれど、とりあえず怪我も無く3人とも終了できました。
次が有ったら完走したいなぁ。