第16回ツール・ド・のと400 2日目。

2日目宿泊地の能登島がH”圏外だったのと、疲れ果てていて
更新できなかったのでいまさら更新。
注意 かなり記憶の混乱、抜けがありますw
   あまり突っ込まないでください。 


2日目は他の日より30分早い8:00スタート。
夜中に強い雨が降っていましたが、朝には上がっていて
絶好の自転車日和。
今日は、山有り峠ありの最長コース、走りはじめて5kmも
ないうちから小さめの峠連発…。
指導の人に背中を押してもらっているロードの人を横目に見つつ
さっさとギアを使い切った自分も、一人でヨロヨロと登ります。
*1
そこそこの峠を越えて、てっぺんが見えた辺り
そろそろ待望の下りかーー?!と気持ちさっきよりペダルも
軽く登ると「これより登り2000m」の看板有り。
あぁぁぁぁぁーふざけるなーーーだまされたーー!
と心の中で絶叫しつつ、またヨロヨロと登ります。


昼食会場の辺りまでは、遅めでもまだ周りに人がいたのですが
そこを過ぎ、立ヶ谷内峠あたりから人がまばらになってきました
桜峠のチェックポイント柳田ではメガホンで
「そろそろ出走しないと間に合いませんよー」と言われる始末。
その頃からかなり疲れていて、もう次の最終チェックポイントで
回収されてもいいや〜と弱気になっていたのですが
なぜか私にぴったりと付いてくる、
変な猫のジャージの人が
やたらに、励ましたり、話し相手になったり、水かけたりと
世話を焼いてくれます。
最後のチェックポイントの時間がやばくなってきたので
その変な黒い猫ジャージの人は先に行きました。
やれやれ、これで時間切れになって楽になれるか?
とチェックポイントに向かうと、そこに待っていたのは
変な(ry ………、私の顔を見ると「間に合いましたねー!!」
と爽やかに言って、去っていきました。
間に合っちゃったよ…どうする?
スタッフさんは、私からスタンプカードを奪うように取って
押してくれたし…行かないと申し訳ないよね…。


じゃ、行くか最後の出発制限ポイントまで14kmだ、そこは
間に合わないだろうから、そこで回収車に乗ろう…乗りたいよぅ。
途中で、今日通る橋「ツインブリッジのと」が彼方に見えたので
走っていた指導の人に「あの橋を渡ったらどれくらいですか?」と聞くと
「あぁ、橋のすぐたもとだよ、渡ってすぐ」というので
それだけを頼りに走ってました。
で、出発制限ポイントに到着。
!!!!なんでいるんだ変(ry!!
またもや私の顔を見た途端「やったーー!!間に合いましたよ!
じゃ、先に行くんでがんばってください!」と言い残し
軽やかに彼方へ………。
心の底から「……あ…アホだ。こんなギリギリまで待ってアホだ」
と思い、この頃から一緒に走ってくれた指導の人にも同意を求める始末w
以前は彼方に見えていたツインブリッジのとを通過。
…どこがゴールですか?
だーれも居ないし、それっぽい賑わいも無し。
不安になって指導の方に「あと、どれくらいですかね〜?」と聞くと
「あと10km位だね〜」との事。*2
ローディーは嘘つきです。決定です。
ローディーにとってちょっとは10km、かるいアップダウンは峠越えです。


この頃から後ろに協力してくれている自衛隊の車や、回収車が列を
作って私の後ろにぴったり付いてきてました、大名行列…。
最悪なのが、毎朝会場で流れている歌と
「ツール・ド・のと、の参加者は全て通過いたしました、沿道の皆さん
交通安全推進隊?の皆さんご協力ありがとうございました」の
アナウンスを流し続ける車。
穴水でもらえる銘菓「ふっくら」をもらい損ね*3、補給も昼にしたっきり
ハンガーノック寸前、疲れてフラフラの時に後ろで大音響で流されると
もう気持ち悪くて気持ち悪くて。
幸い10分程走ったときに、まだ後ろにも数人いることが判明
その車はずいぶん遠ざかり大分楽になりました。
その後、指導の方と一緒に7〜9%の坂を4つほど越えようやくゴーーール!
「最終走者の方が帰ってきましたーおかえりなさーい」で迎えられ
RAYさんに抱きつかれ、ビールを頂きいろいろな人やカメラに囲まれて
いたのも忘れて一気に飲む!
ウマーーーー!!!RAYさんありがとーーーー。


その後ちょこっとインタビューに答えて、海鮮汁とビールで一休み。
海鮮汁はすでに海鮮出汁になっていましたがw 最後の最後の人にも
まだ残っていたことに感謝。
RAYさんにエビを分けてもらって、無事に海鮮汁になりました。
実のところ、私到着制限時間を10分程オーバーしているんですよね。
走っている最中に指導の人にも聞いたのですが、走る意欲があって
自力で到着出来て、大幅なタイムオーバーをしていなければ
出来るだけ完走してもらっているとの事。
レースではないから出来る、そういった柔軟な対応に助けられました。
私の後ろにも数人走っていたはずなのですが、私が最終走者だった
と言うことは、あの方々は諦めてしまっていたんですね。
まぁ、能登島に入ってからのアップダウンは本当にきつかったので
指導の人がいなければ、私もきっと回収車に乗っていたでしょう。
あと、黒い変な猫ジャージことzeek。
彼がいなかったら大分前でリタイアしていたでしょうね。
毎回峠では何度も降りては登りを繰り返し、自衛隊の人にも
あきれられる脚力があるので、本当ならばもっともっと早く
到着できるんでしょうが、仲間を一人たりともリタイアさせないとの
使命を背負って、アシストする姿には素直に感謝。
もうリタイアしたくて仕方がないときは、悪魔に見えましたが…。

*1:押してもらうのはリカの場合はシートを持たれてしまうので とても怖いし、第一自分の力で上がれなかったら降りて押せば 良いと思っているので、自分は押されたくない

*2:橋の事を聞いた人とは別人

*3:もらう時間も惜しかった